中学受験は頭の良い子を育てる絶好の機会 › 低学年からの中学受験 › 教育 › 英才教育や先取り教育は、しないよりはする?

2019年05月14日

英才教育や先取り教育は、しないよりはする?

近頃はいろいろな分野において、中学・高校生が素晴らしい結果を出しています。
話題性のあるところではスポーツの世界や将棋の世界ですね。

英才教育という言葉もずいぶん耳慣れたものになりました。

「いつ頃から始めればいいんでしょう」と真剣に悩んでいる方もいます。子供がおなかの中にいる間から始めている方もいるぐらいです。
英才教育や先取り教育は、しないよりはする方がそれなりの効果はあげられるようです。
特定の分野においては、親が早くから英才教育をするのは必要かもしれません。たとえば、スポーツや音楽、芸術といった分野でしょうか。
ピアニストにするとかサッカー選手、ゴルフプレイアー等、特定の専門家に育てるためには効果的かもしれません。

でも、一般的な考え方では、
親が早くから方向性を決めて、先取り教育をしてしまうのは考えものだと言われています。

せめて、幼児期や小学生の間は全般的な能力をトータルに伸ばしてあげるのが効果的です。
知識はあるが、実際には使えない子供が多くなりつつあります。
知識を一つ一つの点として記憶する知識量を争うのであればよいのですが、実際の生活では、獲得した知識を有機的につなげる能力が必要になります。

今までの社会のように能率と効率化を求められる社会であれば、指示されたことをそつなくこなすことが重要で、与えられた問題の正解に早くたどり着けることが求められていました。その意味だは先取り教育もそれなりの意義はありました。

しかし、これからは違います。正解のない問題にどの様にアプローチし、立場や意見の違う者どうしが、協働して、より適切な解決方法を見つけ出すことが求められてきます。

21世紀型教育に求められていること。
それはAI 時代の到来を迎えて、「人間が人間として人間にしかできない能力」を身につけることです。

目の前の結果や学校の成績・偏差値を追いかける為に、先取り教育を子供に強いるのは、保護者には、自己満足や安心感を与えることはできますが、次の世代を生き抜くための子供達にとっては無意味な徒労感を与えるだけに終わるかもしれません。

教育の世界は2020年から大きく変わろうとしています。

いつまでの保護者の価値観を子供に押し付けるのではなく、時代の流れを受け入れた子育てをする時期に来ているのではないでしょうか。

これからは問題解決能力が問われる時代になりつつあります。その為には知識の先取りではない、それなりの学習方法を子供に与えることが大事になるのではないでしょうか。

子どもの学習能力を伸ばすには、一つ一つの能力をバラバラに伸ばすより
バランス良くすべての基礎能力をしっかり伸ばしたほうがずっと近道です。
21世紀型教育における学習面においても、学習能力を伸ばすためのトータルな脳力(学習リテラシー)を育てる必要があります。

子供にとって本当に必要な先取り教育とは、学年の先取り(飛び級)ではなく、将来の学習能力を伸ばすためのトータルな脳力(学習リテラシー)を早く育てる、言い換えると精神年齢を上げる教育なのかもしれません。

英才教育や先取り教育は、しないよりはする?
教育コンサルタント、エフイーアイの栢原です。
大阪の天王寺区で子ども達の教育指導や
中学受験指導をするかたわら
某大手教育会社のアドバイザー&コンサルタント、
ヤフー知恵袋専門家、
マイベストプロのJIJICOなどでコラムニスト、
講演活動もしております。

脳科学を取り入れた楽しいプログラムイロハス・クール無料体験を実施しております。
子ども達一人一人を大切にお預かりしている関係上定員に限りがございます。
楽しいプログラムで「考える力」を育み、将来活かせる「才能」に結び付ける
低学年の地頭力を鍛える学習能力開発スクール

※定員になり次第募集を終了いたします。ご了承ください。
※遠方からもお越しいただいております。日時・時間はご相談下さい。

こどもの未来を教育の力で創り出すエフイーアイ



同じカテゴリー(低学年からの中学受験)の記事画像
「子どもの技量」と「課題の難易度をマッチング」させることが受験への近道
新学年がスタート(早いうちから備えておけばあとあと楽に)
面白がる子どもとそうでない子ども
国立大学合格の80%は小学5年生で決まる
子育て上手
2月から新学年がスタート(早いうちから備えておけばあとあと楽に)
同じカテゴリー(低学年からの中学受験)の記事
 「子どもの技量」と「課題の難易度をマッチング」させることが受験への近道 (2023-02-16 11:17)
 新学年がスタート(早いうちから備えておけばあとあと楽に) (2023-02-15 07:00)
 面白がる子どもとそうでない子ども (2022-01-25 13:00)
 国立大学合格の80%は小学5年生で決まる (2022-01-24 23:56)
 子育て上手 (2022-01-22 20:00)
 2月から新学年がスタート(早いうちから備えておけばあとあと楽に) (2022-01-22 12:01)

Posted by フォーラム君 at 10:00 │低学年からの中学受験教育